サロンカラーとホームカラーの違い。

おはようございます!
葛西の美容室シュヴーの浅利です。
お客様からの質問。
「今更だけど、サロンのカラーとホームカラーと何が違うの?」
知ってるようで、よく分からないやつです。
サロンカラーとホームカラーの違いは大きく分けて3つあります。
・色の調整(デザイン)
・オキシ濃度の違い(ダメージ、持ち)
・塗り分け(デザイン、ダメージ、持ち)
この3つです。
一つ目の違い
「色の調整」
一つ目は単純に薬の構造が違います。
ホームカラーは誰でも、まぁまぁ染まるようにできています。
あまり失敗がないようにどんな人でも染まるようにバランスよく作られています。
サロンカラーは、もちろんプロが使うものですので、細かい操作ができるように、薬自体はシンプルなものが多いです。
サロンによるとは思いますが、うちではだいたい120色くらい?あるのかな。
それらを組み合わせ、調合して、希望のカラーにいていきます。
簡単に言うと、
出来上がったレトルトカレーがホームカラー。
材料から作るカレーがサロンカラー。
ってな感じですかねw
二つ目の違い
「オキシ濃度の違い」
こオキシ濃度と次に説明する塗り分けは、色の持ちやダメージに直結する強い部分。
まずオキシって何?
過酸化水素、別名、オキシ。
薬局でカラー剤を買うと、大体二つ薬が入っていますよね?
クリーム状のものと、液体状のもの。
液体状のものがオキシです。
これは髪の毛を明るくするものなのですがこれが大事。
薬事法で日本では濃度6%以下のものしか使えません。
よくあるのは6%,4.5%,3%.2.5%1.5%などなど。
数字が大きくなれば、明るくなるが、痛む。
数字が少なくなれは、明るくならないが、痛みも少ない。
説明が長くなりましたが、この濃度が大事。
ホームカラーはほぼ全てが6%が使われています。
強い薬を根元から毛先まで塗布していることになります。
もちろんダメージします。
サロンでは、髪の毛の状態を見てオキシ濃度を変えます。
例1:根元は明るくしたいので6%、毛先は色が抜けてすでに明るくなっているので、3%以下の薬で色だけを入れる。
例2:ブリーチ後、全体を3%以下で色だけを入れる。
のように、いろんな場合がありますが、髪の状態を見て必要ないところにパワーの強い薬は使わないように調合していきます。
ダメージがかなり変わってきますよね。
ちなみに6%の方が染まりが薄く、低くなれば染まりが濃くなっていくので色持ちもかなり良いです。
3つ目の違い
「塗り分け」
2つ目で少し出てきましたが、髪の毛の状態は人によってそれぞれ。
根元が伸びて黒く、毛先は明るく色落ちいている人(通称プリンw)
黒染めや白髪染めが残って、毛先だけ暗い。
毛先だけ毎日巻くのでダメージが進んでいる。
などなど人でもそれぞれ、髪の部分でダメージ度が違います。
ホームカラーの場合
根元から毛先まで一つの薬で染めます。
サロンカラーの場合
髪の状態によって薬の色やオキシ濃度をり替えます。
髪の状態が違うのに、塗って綺麗に染まるわけがないのです。
例:2ヶ月前に染めました。根元は2センチ伸びて、毛先は色が抜けて少し明るくなっています。
よくある状態ですね。
希望のカラーにもよりますが、多いのは
「プリンを治して、明るくなったので少し落ち着かせたい。」
などです。
この場合、
・根元の黒い部分は6%もしくは4・5%のオキシと希望色。
・毛先は3%以下のオキシと希望色+α。
+αは難しいので省略w
のように薬を塗り分けなければいけません。
オキシによるダメージもそうなのですが、色も違います。
蛍光ペンで例えるとわかりやすいです。
黒い紙(生えてきた部分)と黄色い紙(毛先の明るい部分)に1つのペンで書くと色が違いますよね?
カラーも元の色が違ければ仕上がりの色も違ってきます。
なので場所によって薬を変えて塗り分けなければいけません。
このように大きく3つ説明しましたが、ホームカラーとサロンカラーにはだいぶ違いがあります。
その他細かい違いもたくさんあります。
サロンに行くのがめんどくさくなることもありますが、パパッと染めてくれますので、ぜひサロンでカラーしてくだいね。
ではまたー。
add9 アドナイン
03-5738-8328
Designer
ASARI.
サロン URL:http://www.addnine.jp/